「iO(イオ)カスタムアーケードコントローラー」は、GRAPHTが開発した格闘ゲーム向けアーケードコントローラー※(以下「アケコン」)。
「プレイスタイルとともに最適化するカスタムアーケードコントローラー」をテーマに、豊富なカスタマイズパーツとメンテナンスイージーな設計を備え、ユーザーが理想のデバイスを追求できることを目指した製品です。
※主に格闘ゲームで使用される、アーケードゲーム(ゲームセンターなどに置かれている業務用ゲーム)の操作性を再現したコントローラーのこと。レバーを備えたモデルを指すことが多いですが、本稿ではレバーレスコントローラーも含めた総称として使用しています。
この記事では、実際にレバーアケコンで格闘ゲームを遊んでいる執筆者が、iOの特徴やメリットなど、「iOは他のアケコンと何が違うのか」をユーザー目線でご紹介していきます。
ぜひ目を通して、iOを詳しく知っていただければ幸いです。
「優れたカスタム性」が強み。iO の基礎と特徴をご紹介
まずは、iOの基本的な情報をご紹介します。
iOは大きく分けて「レバー」と「レバーレス」の2タイプで展開しています。
「レバー」は伝統的なアーケードコントローラーを踏襲し、操作部の左側にレバーを配置したタイプ。「レバーレス」はレバーがない代わりに左手用のボタンが配置されており、キャラクターの移動などの操作(いわゆる「方向キー」による操作)を、ボタン入力によっておこなうタイプです。
格闘ゲームのコントローラーとしては主流な2タイプであり、シンプルで直感的な操作を好む方や、伝統的な「格ゲーらしさ」を味わいたい方にはクラシックなレバータイプ、キャラクターをより機敏に動かしたい方には、正確で迅速な入力がしやすいレバーレスタイプがおすすめ。
レバーレスはキーボードでのゲームプレイに近い感覚で遊べるので、「これまでFPSなどのPCゲームをプレイしていて、これから格ゲーを始めるプレイヤー」にもおすすめできます。
▲一概に優劣があるものではないので、迷ったら好みで決めて大丈夫。例えば『スト6』では、レバー使用者にもレバーレス使用者にも、トッププレイヤーが大勢います。
iOは様々なパーツを受け入れる拡張性がウリですが、標準セッティングには三和電子製のボタンやレバーを採用しています。
通称「三和ボタン」「三和レバー」と呼ばれるもので、アーケード筐体でも長年採用されており、その性能はお墨付き。クセのない使用感はもちろん、使って気持ちいい手ごたえも特徴で、多くの格ゲーマーから支持されています。
また、レバー/レバーレスのタイプとは別に、基本2種類のサイズをラインナップ。
近年のアケコンではメジャーな24mmボタンを採用した「Mサイズ」と、昔ながらのアーケード筐体と同様の30mmボタンをセットした「Lサイズ」をご用意しています。
また、Mサイズよりも若干大きい特別規格のコラボモデル「iO Tachikawa Edition」も販売中です。

▲各モデル、各サイズの参考画像。ボタンのサイズやパーツ配置に個性が出ます。あなたの理想に近い形をお選びください。
天面のパーツ配置は、レバーレスタイプでは両親指部分に追加ボタンを配置し、幅広いユーザーにフィットするレイアウトに。レバータイプではMサイズとLサイズで異なる位置にボタンを追加しました。
どちらもプレイヤーの声を反映しながら、独自の使いやすさを追求しています。
好みに合わせてボタンを使い分けることはもちろん、レバータイプのMサイズでは右端のボタンに小指を置く(変則的な)ホームポジションもできる配置になっています。
ぜひ、ご自身に合った使い方を見つけてみてください。
▲iO(レバータイプ Mサイズ)が提案する、新しいホームポジション。ぜひ実際に使用感を体験してみていただきたいです。
ケースはマグネットロックによる開閉式になっており、両手の親指で押し上げるだけでパカッと開きます。スムーズな開け閉めと強力なロックを両立し、アップグレードやパーツ交換がしやすい設計です。
オプションでハンドルを取り付ければ簡単に持ち運びでき、オフラインの大会や対戦会などの場でストレスフリーに使えるのもポイント。
▲ケースを開いた様子。大きめのサイズ設計で、余裕をもってカスタムやメンテナンスがおこなえます。金属製のボディによるどっしりとした安定感もポイント。
基板にはマルチプラットフォーム対応の「Brook Gen-5X Fighting Board」を採用し、PC、PS5、Switch2などを横断して使用可能。PS5で開催される大会にも問題なく持ち込めますよ。
そんなiOの最大の特徴は、「優れたカスタム性」にあります。
iOは、各パーツのカラーやモデル、オプションを1つ1つ選ぶセミオーダーメイド方式で注文でき、既製品よりも自分の理想に近い形で購入することが可能です。
▲注文したiOは組み立て前の状態で届くため、アケコンを仕上げるのは自分自身。ひと手間加えた相棒には愛着も湧きます。組み立てにはマニュアルとガイド動画をご用意していますが、不安な方は組み立て代行サービスもご利用いただけます。
さらに、完成後も各パーツの組み替えが可能。好みに合わせてコントローラーをカスタムできます。
ボタンの音が大きいと感じたら静音ボタンに、レバーが合わなければ三和電子製からセイミツ工業製に、気分に合わせてパネルも変えて……など、iOはオーダーした後も「継続的にカスタムしていく」ことを前提として作られているのです。
カスタムパーツはGRAPHTのショッピングサイトで個別に販売しているほか、サイトで取り扱っていないパーツでも大抵は換装できます。
GRAPHTで装着を確認できたパーツを下記のリストにまとめました。
ボタン
- 三和電子 OBSF 24mm/30mm
- ZENAIM ARCADE CONTROLLER BUTTON MODULE KIT
- ※キット内のボタンのみ。PCボードを含めて取り付け可能。
- OneFRAME TE 24mm/30mm
- QANBA Gravity KS 24mm/30mm
- PUNK WORKSHOP PWSシリーズ 24mm/30mm
- セイミツ工業 Alutimo 30mm
- ※24mmは未確認。
- Flexigear FlashTap 24mm/30mm
レバー
- 三和電子製ジョイスティックレバー
- QANBA Gravity V8
- PUNK WORKSHOP オリジナルレバー
- セイミツ工業製ジョイスティック(小型サイズのみ)
▲例えばZENAIMから発売されている「ZENAIM ARCADE CONTROLLER BUTTON MODULE KIT」は、GRAPHT・ZENAIMの両社で対応を確認済み。基板を含め、安心して取り付けられます。
特に上パネル(天板)を手軽に変更できるのは、他のアケコンではあまり見ない機能ではないでしょうか。
色や絵柄を変更したり、ボタンのサイズや配置を変えたりできるのはもちろん、必要な部品を揃えれば、レバーとレバーレスを切り替えて遊ぶこともできます。
▲試しにレバー→レバーレスにスイッチ。だいたい20分程度の作業で切り替えることができました。
アケコンを複数購入せずとも、簡単なカスタムでデバイスをスイッチできるのは、iOならではのポイントです。遊ぶタイトルやキャラクターに合わせて変更するのも良いかもしれませんね。
また、iOの上パネルにはコラボモデルもあり、iOのアンバサダーを務めるプロゲーマー・立川選手と共同開発したモデルや、ホロライブ所属VTuberの獅白ぼたんさんが主催するスト6大会「獅白杯」とのコラボモデルなど、着々とバリエーションを増やしています。
2026年4月現在は、『ストリートファイター6』や「獅白杯-オフライン-」とのコラボモデルが販売中。パネル単品での購入も可能です。
今後もコラボパネルは都度単体販売を予定していますので、ぜひご期待ください。
iO本体にも「あとからカスタム」がしやすい工夫が施されており、ケースを簡単に開閉できるほか、上下パネルの接続には特殊な蝶番を使用していて、パネルを好きな角度で保持できます。
▲机に置いたままパカッと開けて、すぐに中身を触れます。
基板や配線のために底面を触りたい時も、ボタン交換などで上面を触りたい時も、「ちょうどいい角度」で止められるため、快適にカスタムやメンテナンスが可能。開け閉めの際に指を挟む心配がないのも嬉しいポイントです。
カスタム・メンテナンスに配慮した設計で、あなただけのアケコンに「育てられる」のがiOの強み。
今持っているアケコンから乗り換え先を探している方や、アケコンのカスタムに興味がある方は、新たな相棒の候補にぜひiOを入れていただけると嬉しいです。
▲iOはボタンやケーブル、基板を除いた「ケースだけ」の購入も受け付けています。お手持ちのパーツを活かしつつiOのカスタムを楽しみたい方はご検討ください。
「すべてのプレイヤーの理想のデバイス」を目指して。iOの今後をご紹介
ここからは、GRAPHTが予定している、iOの今後の展開※についてご紹介します。
後半では「iOが描くビジョン」として、iOを通してGRAPHTが目指していることにも触れています。購入を検討している方や、iOをさらに詳しく知りたい方はぜひご確認ください。
※2026年4月時点の情報です。
組み換えパーツの種類拡大
まず、GRAPHT公式サイトで取り扱っている、iOに取り付けられる公認パーツを拡大していきます。
現在は三和電子製のパーツに加え、OneFrameのボタンを扱っていますが、今後はより豊富なパーツを追加していく予定です。
「ZENAIM ARCADE CONTROLLER BUTTON MODULE KIT」や「OneFRAME TE」のように、装着が確認できたパーツも順次アナウンスしていきますので、続報は公式Xアカウントをフォローしてお待ちください。
新規上パネル(天板)のバリエーション増
iOの大きな特徴である上パネルのバリエーションも、精力的に拡大を進めています。
先述したようなコラボパネルをはじめ、ボタンやレバーの配置、傾斜などを調整した多彩なモデルを開発中。
あなたのプレイスタイルにピッタリのパネルが見つかるようにバリエーションを広げていきますので、ご期待いただければ嬉しいです。
実店舗への試遊配置拡大
iOを実際に触って体験できる、実店舗への試遊配置も拡大中です。
カスタム性を重視し、「ユーザーへの最適化」を掲げるiOだからこそ、実物に触れていただき、ケースの質感や大きさ、パーツの使用感などを実感して、「自分に合うか」そして「どうすれば理想に近づくか」を確かめていただきたいとGRAPHTは考えています。
現在は下記店舗に試遊機を設置しておりますので、お近くの方はぜひ訪れてみてください。
iO 試遊可能店舗
- エディオン 横浜西口本店
- ソフマップ AKIBAパソコン・デジタル館
- ソフマップ 大宮店
- ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館
- ビックカメラ なんば店
- ビックカメラ ラゾーナ川崎店
- ビックカメラ 千葉駅前店
- ビックカメラ 大宮西口店
- ビックカメラ 秋葉原店
- TSUKUMO eX.
- TSUKUMO デジタル・モバイル館内 GRAPHT STORE
- DEPOツクモ札幌大谷地店内 GRAPHT STORE
- パソコン工房 町田店
- パソコン工房 大阪日本橋店
iOが描くビジョン
最後に、iOという製品を通して、GRAPHTが描くビジョン(未来像)をご紹介します。
GRAPHTが目指す未来はズバリ、「すべての格ゲープレイヤーが、iOを通して理想のデバイスに出会い、ポテンシャルやモチベーションを最大化していく」ことです。
格ゲープレイヤーが日々増加し、デバイスやパーツの選択肢も拡大していく昨今、「こうしたい」「こうできればいいのに」というプレイヤーの理想は、常に多様化を続けています。
1人の理想を叶えるだけなら、完成されたアケコン1台で足りるかもしれません。でもそれが10人なら?100人なら?
その理想を全て叶えるためには、すでに出来上がったアケコンでは難しいのではないでしょうか。
必要なのは理想に合わせたカスタムであり、アケコン側にもそのカスタムに耐えうる柔軟性が必須だと考え、GRAPHTはiOを生み出しました。
iOを購入し、使い、自分に合わせてカスタムする。新しい高性能パーツを試してみたり、愛用してきたお気に入りのパーツを組み合わせてみたり……。
買ったばかりのiOはまだ、あなたの理想の形ではないかもしれない。けれどカスタムを続けることで、100人の理想に変化できるアケコンであると自負しています。
iOを手に入れてくださったあなたにiOが「最適化」するために、GRAPHTは最大限の努力を続けていきます。
カスタムのバリエーションを増やすためにパーツやオプションを拡大しつつ、いずれはユーザーごとの手形や要望からアケコンを設計するフルオーダーメイドを実現したいと考えています。
また、カスタムの相談会や問い合わせ対応など、ユーザーの皆さまのバックアップも充実させるべく、仕組みを検討しているところです。
iOがよりよいデバイスになるために、気になることや、リクエストは何でも大歓迎。こちらのフォームからぜひ、あなたのご意見をお寄せください。
本気で格ゲーに挑む人たちが自分の能力を最大限活かせるコントローラーを目指して、これからもiOは進化を続けます。
iOはどんな人におすすめ?
-
理想のデバイスを追い求めるこだわり派格ゲーマー
幅広いカスタムで、あなたに最適化したコントローラーを作り出せます。
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様々な格ゲータイトルで上達したい人
タイトルに合わせて、手軽にコントローラーをカスタム可能。上パネル(天板)の組み換えにより、特定のタイトルはレバーで、特定のタイトルはレバーレスで……といった遊び方も可能です。
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格ゲーデバイスで後悔した経験のある人、後悔したくない人
あなたの理想に近い形でセミオーダーメイド注文。不満があればカスタムで改善。
「どうしたらいいかわからない」と不安な方は、TGSやEVO JAPANなどの機会に直接お声がけください。全力でご対応いたします。 -
アーケード同様の操作感で、追加ボタンなどの機能性も重視したい人
標準セッティング(三和パーツ装着)では、ベーシックな使い心地と、トレンドを抑えた構造を両立。アーケード格ゲープレイヤーの皆さまにも違和感なくお使いいただけます。
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「気軽に・じっくり」デバイスのカスタムを楽しみたい人
内部アクセスに配慮した構造で、アケコンを楽々カスタマイズ。パーツの購入はGRAPHTのサイト内で完結します。
もちろん、専門店などで別途購入したパーツもお使いいただけます。
※ご自身でパーツを用意される場合は、事前にサポートページをご確認いただくことをおすすめします。不明点は質問フォームよりお問い合わせください。 -
使用デバイスに自分らしさを加えたい人
パネルの着せ替えなどを通して、ファッション感覚でスタイルを変更可能。あなたの格ゲーライフをiOにそのまま表現できます。
まとめ
iOは、ただ買って使うだけでなく、あなた専用に「最適化」することをテーマに作られたアケコンです。GRAPHTのサイト上で取り扱っているパーツはもちろん、その他のメーカーのパーツ、専門店の特殊なパーツなど、ユーザーのカスタムを幅広く受け入れることを念頭にデザインされてきました。
最高の相棒と最高の結果を追い求めたいガチゲーマーはもちろん、カスタムを始めてみたい方や今まさに「カスタム沼」にハマっている方、決して安くないアケコンという買い物で後悔したくないという方も、ぜひGRAPHTのiOを知って、手に取ってみていただけると嬉しいです!









