使うと音質がよくなる!?DACとは??
みなさんDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)をご存じでしょうか?聞き覚えの無い方も多いのではないでしょうか。DACはデジタル音源を連続的なアナログ信号に変換し、より高音質に再生するためのデバイスです。
DACを使用することで生まれるメリット
- 刺すだけで音質が向上
- USBType-A/Cの接続しかできない機器も3.5mm接続が可能に
- ハイレゾ音源も視聴可能!
上記のほかにもGRAPHT MiniDAC特有のメリットもあります!製品の紹介の際に改めてご説明いたします。
なぜ音質が良くなるの??
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これだけ言われても眉唾ものかと思ってしまいますよね。原理としては上記したようにデジタル音源をアナログ信号に変換し、より高音質に再生する。といったものなのですが、その原理の部分にも簡単に触れていきたいと思います。
DACの内部機構の詳細は省きますが、pcやデバイスに内蔵されているスピーカーやフォン端子は、cpu等の内部機構の駆動音などからノイズの影響を受けてしまいます。ここでDACを使用することによって、DACの音源をアナログの信号に変換する機構によってノイズの多い環境から音を抽出することが可能になり、実質的に音質が向上します。
USBDACの利点
- 高精度でノイズを軽減し音質を向上させる
- 本来であれば精密で高額なアナログ部品が必要な所だが、デジタル処理を行うことでアナログ製品の精度を再現し、圧倒的低コストかつ高音質で実現
- 通常のDACと違い持ち運びが圧倒的に簡単で出先でも高音質を楽しめる!
上記のメリットがUSB DACの利点として挙げられます!
GRAPHT MINI DAC for GAMING
GRAPHT MiniDACの特徴について
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では、上記で説明したDACの特徴以外のGRAPHT Mini DACならではの特徴をご紹介していきたいと思います!
GRAPHT Mini DACだけに唯一備わっておりそして最大の特長はFPSと音楽の2つに特化した製品だということです。この製品は3つのモードを備えています。DACを各デバイスに接続した後に本体のボタンを押すだけでモードを簡単に切り替えることが出来ます。
- FPS LIGHTモード(イヤホン向けFPS用モード)
- FPS HEAVYモード(ヘッドホン向けFPS用モード)
- RHYTHMモード(イヤホン/ヘッドホン両対応音楽用モード)
- EQオフ(起動時はこのモードで起動)
この3つのモードからシチュエーションやゲームタイトルに合わせてボタンで簡単に切り替え可能になっています。本記事では3つのモードを全て解説していきたいと思います!起動時のEQオフモードから比較して感じた違いなどをお伝えしていきます!
各モードについて/デフォルトモードについて
今回はGRAPHTから発売されているイヤホン「THE STANDARD」と合わせて使用して各モードを比較いたしました。ご自身でお持ちのイヤホンによって聞こえ方などが違う場合もございますので、一参考意見として、ぜひご自身の環境でお確かめください。
起動時にはEQオフ状態(通常モード)で起動され、この状態でも全体的な音圧が向上し音量感がアップしています。出力の音圧が向上することでよりバランスの調整を取りやすくなるため、ゲーム内の不要なSEサウンド調整や必要な音を持ち上げる等の詳細設定のバランスもより機能するようになります。そのため、ゲームプレイに最適なサウンド設定へとたどり着きやすくなると感じました!
FPS LIGHTモード(イヤホン向けFPS用モード)
このモードはFPSモードといわれるようにデフォルトのサウンドから比較すると80hz~200hz付近を持ち上げたような、足音を特に強調して聞かせるようにそのほかの帯域を抑えるようなイコライジングに感じました。
これによって超低音帯域のゲームにとって音としての演出的側面が強い響きなどを抑え、足音などに集中しやすい競技向けのサウンド感といえるでしょう。音楽鑑賞にとっては通常のバランスからは外れたイコライジングになるため、新たなサウンド感を求める方は一聴してみると新たな音の発見があるかもしれません!
足音や銃撃音にフォーカスしたサウンドのためやはり向いているゲームはFPSになるでしょう。バトルロワイヤル系のゲームより、足音を聞きたい爆破系FPSやルートシューティング系FPSでの使用感は抜群でした。特にルートシューティング系FPSでは、体の向きを変えたときに鳴る環境音に消えてしまいそうなレベルの小さい足音も聞き取ることができ、一方的に撃ち合いを押し付けることも出来ました。
イヤホン使用向けということもあってか、繊細な音もダイナミックな音に対しても感触が良く最適なサウンドでプレイできた!と感じることが出来ました。
FPS LIGHTモード(イヤホン向けFPS用モード)を使用することで生まれるメリット
- 足音やエフェクト音を強調して聞こえるようなイコライジングでゲームに必要な情報を集めやすい
- 繊細な音もダイナミックな音に対しても感触が良く快適なサウンドでゲームプレイが出来る
- イヤホンに最適化された爆破系やルートシューティング向けのモード
補足ですが、爆破系5v5タクティカルシューティングゲームでは武器スキンによって銃声が変わるものがあります。そのスキンごとの音の聞こえ方も変化し、新たな良さを見つけることが出来ました!
FPS HEAVYモード(ヘッドホン向けFPS用モード)
このモードはHEAVYという名の付く通り、FPS LIGHTモード(イヤホン向けFPS用モード)に低音の響きを加えた迫力満点のイコライジングで、世界への没入感はピカイチ!まさにヘッドホンのようなドライバの大きいデバイスでより効果を体感できるモードになっています!ゲームではFPS以外だとRPG等がこのモードに適していると感じました。音楽もジャンルによってはバチっとハマる楽曲もあるかも!
イヤホン使用時も問題なく使用することが出来ました。足音に特化させる必要のないゲームはEQオフかこちらのモードで遊んでみるのが良いかもしれません!
個人的にSF6はオススメでこちらのモードで遊んでいました!低音が持ち上がっているため、ドライブインパクトの初動の低音が聞き取りやすく反応しやすいと感じました!もしドライブインパクトを返したい!とお考えの方にはGRAPHTから発売されているSF6専用イヤホンの「THE DRIVE IMPACT」もぜひ検討してみてくださいね!
そのほかではバトルロワイヤル系のFPSタイトルなどもこちらのモードかFPS LIGHTモード(イヤホン向けFPS用モード)のお好みのサウンドで遊ぶと気持ちよく遊べるでしょう!
FPS HEAVYモード(ヘッドホン向けFPS用モード)を使用することで生まれるメリット
- 低音の響きを加えた迫力満点のイコライジングで没入感抜群
- RPG等のゲームに最適
- ヘッドホンに最適化された汎用性に富んだモード
RHYTHMモード(イヤホン/ヘッドホン両対応音楽用モード)
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上記二つと比べてわかりやすくイコライジングが変化していて音の変化にも気付きやすいモードです!こちらのモードはリズムゲームや曲を楽しむためのモードになっており、他のモードから切り替えるとベースとキックが前面に主張されます!
これによって土台となるリズムベースが聞き取りやすくなり電子音楽は特にバチっとかっこよく聞こえます!
trapやjuicy club等いろいろなジャンルの楽曲の聞こえ方が大きく変わって、また新たな曲を好きになれるかもしれません!
色が変わって音楽向けということでコンシューマーやスマホ音楽ゲームはすべて向いているといえるでしょう!特に携帯に本製品を接続いただくだけで3.5mmジャックタイプのイヤホンも簡単に携帯に接続できるようになるため、イヤホンの選択肢が広がります。ジャンルとしてもEDM等の電子音楽により適正が高いと感じますので、音楽ゲームとの相性は抜群です!また、通勤退勤やゆっくりしたいときの音楽鑑賞にも一番役立ってくれるモードでしょう!
RHYTHMモード(イヤホン/ヘッドホン両対応音楽用モード)を使用することで生まれるメリット
- リズムゲームや楽曲を楽しむためのモード
- 電子音楽にバチっとはまり、音楽ゲームに最適
- 通勤退勤やゆっくりしたいときの音楽鑑賞にも一番役立ってくれるモード
DAC接続方法と注意点
上記でも少し触れましたが、使用端末はPC・スマートフォンどちらも対応可能になっています。デフォルトの接続はUSB-Cで、付属品にUSB-A変換、2.0m延長ケーブルなども付属しているため接続に困ることはないでしょう!接続できるイヤホンは3.5mmイヤホンのみのため注意が必要です。
スマホ接続をされる方に関してはアクティブマイクスイッチングにも対応しており、マイクのないイヤホンを使用していても、スマートフォン内蔵マイクを使用して通話することも可能※一部非対応端末もございます。お使いの端末が対応しているかお確かめください!
まとめ
ここまでGRAPHT Mini DACについてまとめてきました。製品情報をおさらいしていきましょう。
製品情報
製品名 | MINI DAC |
---|---|
発売日 | 2025年3月21日発売予定 |
希望小売価格 | 5,500円(税込) |
私は本製品に触れるまでDACというデバイスについてあまり知識もなく触れた経験もなかったのですがゲーム用DACということで実際に使用しながらゲームをプレイした感想として、ゲーム体験が大きく変わる面白い製品だと感じました!そして、勝ちや良いシチュエーションへ繋がる可能性を増やしてくれる素晴らしい製品です。
本体を押すことでモードが即座に切り替えられるのも使用感として良く、複雑な操作が必要ではないため本体を見ずに触れて好みのサウンドを呼び起こせるのも好感触でした!。FPSや音楽ゲームをプレイされる方は特におすすめですが、普段からよく音楽を聴く人にも試してほしい!と感じました。金額も金額も5500円と他のアナログアンプと比べると圧倒的にお手ごろな価格のため、ぜひ日常の音楽体験やゲーム体験をGRAPHT Mini DACで素晴らしいものにしてください!
その他GRAPHT製品
GRAPHTでは「GRAPHT STANDARD」としてTHE SHOOTER FPS EditonのほかにもMiniLEDモニターなど展開しています!
GRAPHT Gaming Monitor - GR2724ML-BK
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製品名 | GRAPHT Gaming Monitor - GR2724ML-BK |
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発売日 | 2024年10月25日発売 |
希望小売価格 | 59,950円(税込) |
製品ページ | https://store.grapht.tokyo/products/grt044 |
GRAPHT Gaming Monitor - GR2724ML-BK
パネル種類 | MiniLED |
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インチサイズ | 27 |
解像度 | WQHDM(2560×1440) |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 1ms(OD) |
表面加工 | ノングレア |