Razerから11月1日に発売されたKraken V4 Proを今回特集していきます。Kraken V4 ラインのトップモデルとして登場したKraken V4 Pro。Kraken V4 Proのみに搭載されたOLED Control Hubやハプティクス機能など、新時代のおすすめヘッドセットとなり得る製品です!
Kraken V4 Pro
Kraken V4 Proの特徴
- 様々な接続方法で同時接続可能
- 7.1chサラウンド対応のTHX SPATIAL AUDIO搭載で定位感も抜群
- OLED Control Hubが付属し、プロファイルや接続先の切り替えなどがスムーズ
Kraken V4 Pro の特徴とは
Kraken V4 Proの特徴は
Kraken V4 Proの特徴
- 様々な接続方法で同時接続可能
- 7.1chサラウンド対応のTHX SPATIAL AUDIO搭載で定位感も抜群
- OLED Control Hubが付属し、プロファイルや接続先の切り替えなどがスムーズ
Kraken V4 Proは一言で表すと 新時代の没入体験型サラウンドヘッドホンです!先にお伝えしておきますが、匂いや水は出ません…。しかし、音に合わせてヘッドホンが振動する最新のハプティクス技術RAZER SENSA™HD HAPTICS機能を搭載しています。
この RAZER SENSA™HD HAPTICSを搭載しているヘッドホンはこのKraken V4 Proのみです!こちらの機能だけでなく、THX SPATIAL AUDIOとの親和性も高く、ほかの ヘッドホンとは段違いの臨場感と定位感を味わうことが出来ます。(2024年10月段階)
また、OLED Control Hubが付属しており音量やEQのプリセット切り替えや接続先の切り替えなどがスムーズに実行できるようになりました。これらの要因から、ゲームだけでなく音楽や映画鑑賞にも最適のヘッドセットとして進化したマルチヘッドホンと呼べるでしょう!
Kraken V4 Pro
Kraken V4 Pro のスペック
販売金額 | 68,200円(税込) |
---|---|
W/横 | 170mm |
H/縦 | 205mm |
D/奥行 | 92mm |
重さ | 390 g(OLED Control Hubを除く) |
対応機種 | PC/PS5/PS4/Switch/iOS/Android |
接続方式 | 2.4 GHzワイヤレス/Bluetooth/USB 有線/3.5 mm |
動作時間 | 最大約50時間 |
ケーブル長さ | 約2m |
対応ソフト・アプリ | Synapse 4.0 |
ライティング機能 | 対応 |
本体色 | 黒 |
周波数特性 | 20Hz~28kHz |
インピーダンス | 32Ω |
感度(1kHz) | 98dBSPL/mW(1kHzヘッドアンドトルソシミュレータ(HATS、Head And Torso Simulator)使用) |
ドライバー(1kHz) | カスタムダイナミックバイオセルロース 40mm ドライバー |
イヤーカップ | 62x45mm |
楕円形イヤークッション | メモリーフォームクッション付きプロテインレザーレット |
イヤーカップでのコントロール | 音量ダイヤル/マイクミュートボタン/Razer マルチファンクションボタン/Razer Senza HD ハプティクスボタン |
イヤーカップで様々な操作が可能なことが見てわかります。音量ダイヤルはKraken V4はデジタル式でどこまでも回り続ける仕様となっていましたが、Kraken V4 Proはノッチ感のあるデジタル式の音量ダイヤルで、音量が最大、最小になるとヘッドホンから通知音がなる仕様となっています。
Kraken V4にもついているマイクミュートボタンも備えており、急に家族や宅配などがきて焦るシチュエーション、ありますよね…。そんな時でもイヤーカップボタンの一番端にミュートボタンが備わっているので、探さずにすぐミュートすることが可能です!
イヤーカップのボタンについては、左耳側のイヤーカップでは音量調節とミュートといった、ボリュームに関する項目が集まっており、右耳側ではハプティクスを扱うSensa HDハプティクスボタンやマルチファンクションを搭載しております!
ハプティクスレベルの調整やイコライジングプリセットの呼び出し等、モード変更をつかさどるボタンが配置されており、操作に関連性があるため、すぐに配置を覚えられスムーズに使用することが出来ました!
同時接続や使用感について
同時接続機能について
Kraken V4 ProはRazer HyperSpeed Wireless と Bluetooth デバイスを同時に使用すると、2つのオーディオソースを同時に聴くことができます!
PC/コンソールでお気に入りのゲームをプレイしながら、モバイルの Discord などでコミュニケーションをとることが可能になっています。Switchのゲームや原神マルチを携帯で通話しながらゲーム音を拾うのは設定に困るところなのですが、なんとKraken V4 Pro一つで全て解決してしまいます!
使用感
使用感としてまず一つおっ!と感じたのは、眼鏡をかけていても痛くならないという点です。個人差はあると思いますが、イヤークッションが柔らかく、眼鏡を間に挟んでも締め付け感がなく自然に使用できました。
勿論眼鏡をしていない状態でも、優しい感触で包んでキレる、しっかりと密閉されている感覚がありました。
しっかりと密閉した中でTHXの立体音響の効果が発揮されることで、定位感がしっかりとしたサウンドをより強固にしていると感じました。他のヘッドセットでは体感できない臨場感がおすすめです。
Kraken V4 Pro
Razer Synapseで設定できる豊富なカスタマイズ
KrakenV4 ProもRazer Synapseを活用することで、イコライザーの調整や立体音響機能をより活用することが出来るようになります!
THX SPATIAL AUDIOについて
THX SPATIAL AUDIOは対応機種について空間オーディオのキャリブレーションや空間認識を向上させることが出来ます。THX SPATIAL AUDIOでもEQの調節も可能になっています。
Synapseを介することで、ゲームごとに最適なキャリブレーションを自動で読み取り適応してくれるというRazer Synapseとのシナジーも高い空間オーディオアプリケーションです。
RAZER SENSA™HD HAPTICS/AUDIO HAPTICSについて
ハプティクスってなんだ!となる方がほとんどではないでしょうか。
ハプティクスとは振動や圧力でデジタル空間における触角体験を再現する皮膚感覚フィードバックを指します。本製品での皮膚感覚フィードバックとして搭載されているのは振動機能になります。遅延の少ない、音と同期した振動がヘッドホンに伝わり、主に低音域を再現した振動を伝えてくれます。
この機能を試した感想として、音だけでなく触角から低音域をブーストしているような感覚になり、ライブ感が非常に高まります。ライブのスピーカーが振動する感覚に近いです。ゲームプレイでも銃声や効果音に併せて振動することで、よりゲームへの没入感が向上します。
RAZER SENSA™HD HAPTICSはゲーム開発者の協力のもと、特別に調整された各ゲーム専用のプリセットを備えています。また、カスタマイズの拡張性もあり、より繊細な表現が可能になっています。上記でも説明したTHX SPATIAL AUDIOと合わせることで立体音響×振動のリンクでほかのヘッドホンでは味わえない没入感を体験することが出来ます!
イコライザープリセットについて/カスタムプリセット
イヤーカップ右側のボタンを押すとプリセットを呼び出すことが出来ます。最初に用意されているプリセットは三つあり、ゲーム/映画/音楽/カスタム/この四種類が用意されています。これらのプリセットも、シチュエーションに合わせて用意されたもので、それぞれのシチュエーションになったらワンボタンで切り替えて対応できます。この機能かなり便利ですよね。
また、このプリセットの中に「カスタム」というプリセットが用意されており、Razer Synapseにて自分でカスタマイズして作成することができるプリセット枠が用意されています。(ほかのプリセットも自分で調整できます!)自分好みにプリセットを試してみるしかない…!ということで、プリセット早速作成してみました。
今回もKraken V4と同じく音楽用のプリセットを作成してみました。
今回はTHX SPTIAL AUDIO+ハプティクス用に低音域を全体的にブーストし、超低音域をオーディオ強化の中の低音ブーストを35%追加してバランスを調整してみました。ガバキックと呼ばれる特徴的な低音域を中心としたキックをよく使うハードスタイルな曲にハプティクス機能がより機能し、まるでクラブのような聴覚体験が出来ました。ほかのヘッドホンでは間違いなく味わえない圧倒的没入感です。
このように自分のよく聞く曲や、よく遊ぶゲームの帯域に併せてプリセットを作成してみるのも面白いかもしれませんね!
音の強化や均一化について
Razer Synapseに接続することで、イコライジングだけでなく、サウンドにも変化を与えることが可能です。ゲームだけでなく、映像鑑賞やチャットのマイク関連の強化項目もあります。主な項目は
- 低音ブースト
- 音の正規化(均一化)
- マイク音声の明瞭度向上
- マイク強化
これらの効果を追加することが出来ます!
低音ブーストについて
低音ブーストは文字通りに低音域をブーストしてくれる機能です。これもサウンドドライバをしっかりと搭載しているからこそ可能な機能ですね。
低音ブーストをオンにするとベースラインの太さを強調し、キックに響きが増されるような感覚です。100%まで振り切ると他の音を押しのけて低音域が前に出てくるような印象を受けました。
ゲーム等で調整すると銃撃戦や戦闘シーンの臨場感が大きく変化します!こちらの機能は、ハプティクスと高いシナジーがあり、臨場感を増強する効果としてとても効果的です!
音の正規化について
音の正規化とは、音量の差があるコンテンツにおいて音量の小さい音を持ち上げ、音量の大きい音を抑えるといった機能です。いわゆる均一化と呼ばれる機能ですね。
これによってゲームで表すならば銃声が抑えられ、足音が大きくなるといった効果になります。音の正規化によって勝ちを拾えるシチュエーションも増えるかも!?
マイク音声について
マイク音声に関してもRazer Synapseで様々な設定が可能です。マイクボリュームの正規化や、音声の明瞭度を向上、周辺音の遮断などの項目が追加可能です。
音声の明瞭度に関しては、低音域を削り、声の帯域を持ち上げることで相手側に明瞭な音声を届けるといった効果があります。周辺音の遮断に関しては、所謂ノイズキャンセリング機能です。周りの音をマイクに乗せたくない方に特におすすめです!100%まで上げると自分の声もキャンセルしてしまうこともあるので、適応前にプレビューでのチェックをお勧めします!
マイクイコライザーも搭載しています。こちらもシチュエーションごとにプリセットが用意されているので、迷ったらプリセットの適応でシーンに応じたマイク設定を完了させることが可能です!
Kraken V4 Pro
おすすめのゲームジャンルや使用用途
Kraken V4 ProはFPSに関してはルートシューター系のゲームに適していると感じました。
デフォルトのゲーム設定では超低音をカットした設定になっているので、足音やサウンドがとても重要かつ、長時間の使用でも負担になりにくいKraken V4 proはとても向いているヘッドセットだと感じました。
特定の音域が必要、もしくは不要になった場合イコライザーからプリセットを編集するという手段もあります!
音量均一効果なども適応してみても面白いかもしれませんね。
また、MMOやPRGにおいては、ハプティクス×立体音響で今までに体験したことのない臨場感が味わえます!今まで以上に物語の世界に没入しスリルや感動を一段階グレードアップしてくれるようなヘッドホンです。
Kraken V4 ProはOLED Control Hubのプリセット切り替え機能のおかげでゲームにとどまらず、映画や音楽鑑賞にもスムーズにシフトできます。そのため、用途に縛られずに常に最適な状態のサウンドを届けてくれます!
いつも聞いている音楽も、タクさん繰り返し見た映画も、ハプティクス×立体音響を兼ね備えたKraken V4 Proでまた違う体験ができるかもしれませんね!
まとめ
ここまでKraken V4 Proについて特集してきました。Kraken V4 Proはほかの製品にない唯一無二の没入体験型のヘッドホンで、圧倒的な定位感とハプティクス機能による没入体験を提供してくれます。併せてOLED Control Hubでプリセットや用途の切り替えも史上最高のスムーズさを手に入れました。
通話しながら適切なサウンドを聞くのが難しかったコンシューマー機と携帯の同時接続も、このKraken V4 Pro一台で可能に
特定の音域が必要、もしくは不要になった場合イコライザーからプリセットを編集するという手段もあります!
音量均一効果なども適応してみても面白いかもしれませんね。
また、MMOやPRGにおいては、ハプティクス×立体音響で今までに体験したことのない臨場感が味わえます!今まで以上に物語の世界に没入しスリルや感動を一段階グレードアップしてくれるようなヘッドホンです。
通話しながら適切なサウンドを聞くのが難しかったコンシューマー機と携帯の同時接続も、このKraken V4 Pro一台で可能に。唯一無二の特性とユーザー体験を追求したKrakenシリーズのハイエンドモデル、Kraken V4 Proは11月1日より発売中です!