Razerのゲーム専用サウンドバー「Razer Leviathan V2」の実力とは?Razer(レイザー)のこだわりが詰まった一品です! 商品情報

Razerのゲーム専用サウンドバー「Razer Leviathan V2」の実力とは?Razer(レイザー)のこだわりが詰まった一品です!

2023.02.23.

ゲームするならヘッドセット一択。PCIスロットにサウンドカードを増設、3.5mmプラグを束ねてアンプに繋ぐ。いつの間にか私のそんな常識は、遥か後方に置き去りにされていたようです。今回紹介するのはRazerのサウンドバーLeviathan(リヴァイアサン) V2。FPSを15年やってきて、新たにサウンドバーという音響の選択肢に出会いました。

ゲーマーの私が音響機器に求める音質

ゲーマーの私が音響機器に求める音質

ヘッドセットでないと聴き分けられない時代

FPSをしていると、銃声の方角や距離、足音から敵の位置を割り出すことがよくありますよね。そのためには立体的に音が聞こえる必要があります。2013年にRazer Surroundが発表されたとき、なかなか5.1CH以上のヘッドセットに手が届かなった学生の私は「2CHのオーディオ用ヘッドセットでサラウンドに聴こえる!」と狂喜乱舞しました。

しかしヘッドセットには課題もあります。たとえば頭や耳の形状にフィットしないヘッドセットを使っていると、だんだん頭や耳が痛くなってきたり、環境次第では配線の取り回しに苦労することがあります。ゲーマーであればそのくらいは我慢すべきなのかもしれませんが、いらない苦労はしたくないものです。

スピーカーに求めるもの

ゲーマーの私が音響機器に求める音質は、オーディオマニアのそれとは少し違います。私が大切にしていることは、かすかな音も聞き漏らさないこと、そしてそれがどこから聞こえてくるかが明瞭にわかることです。まず快適にゲームするために必要なのは、低音から高音までのあらゆる音域が偏りなく聞こえること。いわゆるドンシャリと呼ばれる音の鳴り方はあまりゲーム向けであるとは言えません。

また、どこから聞こえるかが明瞭にわかるようにするためには、物理的、もしくは擬似的にサラウンド環境を構築する必要があります。最も高額で最もわかりやすい方法は、部屋の四隅などにスピーカーを設置してアナログに接続する方法ですが、普通のゲーマーにとってはあまり現実的な選択肢ではありません。そこで内部に複数のドライバーを搭載したヘッドセットや、ソフトウェアで音の鳴り方を制御することで擬似的にサラウンド音響を体験できる手段が登場してきました。

ゲーマーのわがままに応えたLeviathan

ゲーマーのわがままに応えたLeviathan

Razer Surroundの登場から10年。Leviathan V2はオーディオ機器としての完成度の高さと、ゲーミングデバイスとしての実用性を兼ね備えたガジェットとして登場しました。

音の偏りがない

Leviathan V2に搭載されているTHX Spatial Audioと、音響特性はまさにゲーマーの私が求めていたものでした。Leviathan V2は48mm、20mmドライバーを組み合わせることであらゆる音域の解像度を上げることに成功しています。

Razer Synapseを使ってエコライザを任意の設定にすれば、特定の周波数帯の音圧を上げることができます。初代のLeviathanにはプリセットの音響設定しかありませんでしたが、V2ではよりユーザーに馴染むイコライザ設定をすることができるようになっています。 

どこから「来る」かわかる

THX Spatial Audioは画期的な技術です。簡単に言えば、目の前にしかスピーカーがないのに、後ろから音が聞こえるように感じることができます。サラウンドヘッドセットであれば耳の後方にあるドライバーを鳴らすことで後方からの音を感じることができますが、スピーカーでこれができるのは新鮮な体験です。

「後ろから」がわかるのは、Leviathan V2が空間に対して音を放ち、室内で反響することを利用しているから。それを可能にしているのは搭載されている7.1CHのドライバーです。Leviathan V2が実現しているサラウンド音響体験は、過去に存在していた物理的なサラウンド環境と、擬似的なサラウンド音響の合いの子であると言えるでしょう。

Razerの最新技術てんこ盛り

Razerの最新技術てんこ盛り

ゲーマーを満足させる機能は音響体験だけではありません。Bluetooth 5.2、Razer Synapse、そしてRazer Chroma RGBへの対応にも言及しておきましょう。Bluetooth 5.2に対応したことで、先代が搭載していたBluetooth 4.0に比べて通信距離が4倍に伸びました。余程のことがなければ、家中どこにいても端末と通信することができます。

Bluetooth 5.2とRazer Synapseが合わさると、ゲーム以外の場面で実用性が高まります。Leviathan V2はイコライザを、PCだけでなくスマホからも任意に設定できます。ということは、ゲーム時以外はスマホと接続して、好きなイコライザ設定で音楽を流すことができます。途中でトイレに立ったり、別の場所に行ったりしても、簡単に接続が途切れることはありません。

Razer Leviathan V2 レイザー リヴァイアサン

私は「ハードロックはドンシャリ強め、ポップスはフラット気味で中音を少し上げる」というイコライザ設定が好きなので、音源側のイコライザを変えずに済む機能はかなり嬉しいです。最後にRazer Chroma RGBを使ってマウスやキーボードと協調した自分好みのライティングに仕上げれば、デスクの上はさながら自分だけのDJブースです。

ゲーム以外の音響も楽しみたい方にとって、Leviathan V2は日々のQOLを高めてくれるゲーミングデバイス以上の存在になるでしょう。映画に、音楽に、何よりゲームに。Leviathan V2で、豊かな音のある部屋を手に入れてみてはいかがでしょうか?

Razer Leviathan V2 レイザー リヴァイアサン

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