PCを操作するうえで絶対に必要なアイテムのキーボード。裏を返せば、どんなキーボードでも必要最低限の動作は可能です。
そんな中、なぜ新しいゲーミングキーボードがどんどんと登場しているのでしょうか?実は、ゲームだけでなく普段使いにも有利に働く機能的な優位性がゲーミングキーボードには存在しているのです!
今回ご紹介していくのは、以下の製品です。
- Huntsman V3 Proシリーズ
- BlackWidow V4 Pro
- BlackWidow 75% Pro
- DeathStalker V2 Proシリーズ
こちらの製品ごとに特徴のある製品を4つ選定しました!これらを紹介しながら、ゲーミングキーボードのオススメと選び方についても解説していきます!

Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP
ゲーミングキーボードによって得られる効果
キーボードをゲーミングキーボードに変えるとどのような効果があるの?と思う方もいるかもしれません。簡潔にメリットをまとめます!
- 入力の反応が速くなる
- ゲームに最適化された入力が可能
- 普段のタイピングも心地良く押下できる
- 特別な機能でゲームを効率的に進めることが可能
- 色やタイプも様々で部屋の雰囲気に合わせることも可能
普段からPCを使用する方にとってキーボードは必需品。キーボードの質を高めることによって毎日のPC操作の快適度が向上します!
+αのライティング機能も近年バージョンアップしており、自分の好みの光り方を簡単に選ぶこともできます!
ゲーミングキーボードに求める機能と選び方
そんな優れもののゲーミングキーボードも選択肢は無限に近いほどあります。ではどんな基準で選べばよいのでしょうか??
一例として筆者がキーボードを選ぶ際の基準をご紹介します!
- 特別な機能で決める
- サイズ/配列で決める
- 軸で決める
- 打鍵感や静音性で決める
特別な機能/特徴で決める
キーボードによっては独自の機能や、特別な機能を搭載しているキーボードが存在しています。中でも話題なのが「ラピッドトリガー」。
この機能はキーの入力だけでなく、キーを離した時の入力の切れも素早くなるという機能です。また、キーが戻り切っていない中間の状態でも再入力が可能という特性があります。
この機能によって、キャラクター移動の際にプレイヤーが想像する移動を短い入力ストロークで実現可能にしています。 ValorantというFPSゲームでは、キャラクターが静止した状態で射撃する必要があります。このラピッドトリガーを搭載していると、キャラクターが静止するまでの速度が速くなり結果として銃を正確に素早く撃つことができるといったまさにゲームを優位に進めることのできる機能です!
他にも、特定の動作を記録し再現するマクロボタンを搭載したキーボードもあり、キーボードによって特色が表れています。
ラピッドトリガー対応 人気キーボード
ラピッドトリガー対応 | Razer Huntsman V3 Pro Mini JP |
Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP | |
Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless (White Edition) |
サイズ/配列で決める
ゲームをプレイするときに、キーボードのテンキーが邪魔だな…と思ったことはありませんか? 机が狭いとテンキーにマウスが当たってしまい誤クリックしてしまうこともよくありますよね。実はキーボードには主に3つのサイズがあり、使用用途や環境に合わせて選ぶことが出来ます。
- フルキーボード…テンキーまで含む、キーボードの基本形。109キー搭載。(日本語配列)
- テンキーレス…テンキーを省いたキーボードサイズ。92キー搭載(日本語配列)
- ミニサイズ…テンキーやDeleteキーが存在せず、組み合わせで入力します。大きさは多種存在し、60%キーボードと表記されることが多いです。60%キーボードの場合のキー数:60キー(日本語配列)
オフィスワークなども考えるならフルキーがあると便利ですがゲームでフルキーを扱うことはほとんどありません。テンキーレスは基本的なネットサーフィンやゲームなどでも役立つ機能までを搭載しており、個人的にはかなり扱いやすいサイズに感じます。
ミニサイズはゲーム特化のサイズになります。ゲームのみの用途で、環境が狭い方などにお勧めです。小さいためキーボードに角度をつけやすく、ゲームにより集中することができます。
テンキーレス | Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless JP |
テンキーレス | Razer BlackWidow V4 75% JP White Edition |
ミニサイズ | Razer Huntsman V3 Pro Mini JP |
ミニサイズ | Razer Huntsman Mini JP Mercury White Clicky Optical Switch |
キーボード配列で決める
日本で販売されているキーボードには主に二種類で、日本語配列と英字(US)配列に分けられます。基本的な文字の配列に変化はありませんが、大きな違いはエンターキーとスペースキー、バックスペースの形状が大きく違うことです。 英字配列はスペースキーとバックスペースが長くなっています。ゲームをする際にスペースを多用するのでスペースが長い点を好むユーザーも多いです。
日本語配列はエンターキーが大きく皆様に馴染みのあるキー配列です!学校教育で教わるキーボードの形やアルファベットもこの形式で教わった方もいるのではないでしょうか。
キー配列に関しては好みの要素なので、お好みの配列を選んでください!Razerのキーボードは日本語配列英字配列どちらも購入可能になっています。
軸(打鍵感)で決める
ゲーミングキーボードは耐久性の面から基本的にメカニカル式という方式を採用しており、メカニカル方式はキーの一つ一つに独立したスイッチを有しています。このスイッチを軸と呼び、スイッチによって打鍵感や音、アクチュエーションポイント(入力を検知する深さ)が変化していきます。
静音性で決める
上記の軸に通ずる点ですが、軸によって入力時の音量にはかなりの差があります。うるさいと家族やお隣さんに怒られてしまう…。なんて環境の方も多いかと思います。(筆者も家族に怒られていました…。) 静音性に着目した軸もありますので、音が第一優先!な方にもマッチするキーボードがRazerにはあります!
筆者はこの中で特に重視するのは「打鍵感」です!打鍵感はいついかなる時も心地良いに越したことはないので、触った感触を大事にしてキーボードを選んでいます。
リニア(赤・静音) | Razer DeathStalker V2 Pro Tenkeyless |
リニア(赤・静音) | Razer Huntsman Mini - Linear Optical Switch |
クリッキー(紫・タクタイル) | Razer Huntsman Mini - Clicky Optical Switch |
クリッキー(紫・タクタイル) | Razer Huntsman Mini JP Mercury White Clicky Optical Switch |
Razerおすすめゲーミングキーボード4選
ここからはおすすめのRazerキーボードを紹介していきたいと思います。
Huntsman V3 Pro シリーズ
2025年春現在Razer唯一のラピットトリガー対応キーボードのHuntsman V3 Proシリーズ。こちらの製品は60%サイズ、テンキーレスサイズ、フルサイズと三種類のサイズに日本語配列英字配列の両方が用意されています。テンキーレスサイズに関しては白色も販売されており、Razer特有の冷たくきれいな白が映える製品になっています。
White Editionの詳細な特集記事はこちら! 【スタイリッシュ×高機能。Huntsman V3 Pro White Edition待望の白登場。】
特徴/機能はこちら!
- 0.1mmのアクチュエーションポイントで切れのあるラピットトリガーを搭載。
- 湿気や天気に左右されない光学式スイッチ採用
- 各キーにスタビライザー搭載で安定感のある入力が可能
- SOCD(Simultaneous Opposing Cardinal Directions)搭載※SOCDはキルスイッチとも呼ばれる機能。入力した2つ以上のキーで、後から押されているキーをアクティブと認識することでスムーズなキー切り替えを可能にする。
話題のラピットトリガーを搭載していながら光学式の安定感を兼ね備えたfpsに特化した強さを持つHuntsman V3 Pro。日本語配列のラピットトリガーキーボードも選択肢が少ない中で、高いパフォーマンスを発揮しています。アルミニウムフレームがかっこいい!LEDもきれいに光っています。
個人的に各キーのスタビライザーは非常に評価が高いです!理由としては、ラピットトリガーを活かそうと0.1mmのアクチュエーションに設定すると、他の機種ではキーのブレ等で反応してしまい、誤入力がとても多くなってしまいます。
しかし、スタビライザーによりキーのブレがほとんど解消されており、誤入力を防ぎつつ、入力感が心地よくなっています。
上記にはありませんが、プロファイルの切り替えが分かりやすくなっている点も非常に好感触。
ラピットトリガーでチャットや文章を打つのは難しいため、ゲームやタイミングによってラピットトリガー機能を外したいシチュエーションは多く存在します。
そんな時でもFn+pg upなどで設定したプロファイルを簡単に呼び出すことが出来るのです。これによって、普段使いにもすぐ切り替えられるのでとっても便利です!
軸は第2世代Razerアナログオプティカルスイッチを採用しており、底打ちするまでスイッチのオンオフを感じないシームレスな入力感です。ラピッドトリガーを使用したい方にとってはこのシームレスかつリニアな入力感が心地良いものになるでしょう!
キルスイッチ(SOCD)について
Huntsman V3 Proシリーズには更にキルスイッチモードが追加されました。キルスイッチモードとは一般的にはSOCDと呼ばれる機能と同一です。SOCDとは(Simultaneous Opposing Cardinal Directions)の頭文字を取った機能で、 通常のキーボードでAとDを同時に入力するとニュートラル状態(無入力状態)と認識されるのが一般的ですが、キルスイッチをオンにした状態では最後に入力されたキーが優先されるという機能です。 この機能により入力時のロスがなくなり、細かい左右移動を最大効率で実現可能にしています。
製品名:Huntsman V3 Pro TKL JP
希望小売価格:32,980円 製品ページはこちらから!
BLACKWIDOW V4 PRO
BLACKWIDOW V4 PRO
こちらもRazerの中でも人気の高いBlackWidowV4シリーズのフラグシップモデルです。サイズはフルキーのみとなっており、英字日本語どちらも発売されています。
こちらの製品は「Razer Green Clicky Mechanical Switch」、「Razer Yellow Linear Mechanical Switch」二種類の軸で販売されています。 グリーンスイッチはカチカチとした打鍵した感覚がはっきりとしており、音と触角の二方向から打鍵感を感じることが出来るスイッチになっています。 イエロースイッチはリニアと銘打つように静音性に優れており、スコスコといった感覚で抜けのある打鍵感になっています。
特徴/機能はこちら!
- 圧倒的なマクロボタン5つ搭載
- 拡張性にすぐれた4つのメディアキー+Command Dial
- 8000Hzポーリングレート対応で高速の反応
製品名:Razer BlackWidow V4 Pro Yellow Switch
希望小売価格:36,960円 製品ページはこちらから!
製品名:Razer BlackWidow V4 Pro Yellow Switch
希望小売価格:36,960円 製品ページはこちらから!
BLACKWIDOW V4 75%
続いて紹介するのはBlackWidow V4 75%です!
サイズは75%とテンキーレスとミニサイズの中間のサイズになっています。色は黒と白と二種類。英字日本語どちらの配列も対応しています。
先ほどご紹介したBlackWidow V4 Proと同じシリーズじゃん!と思われるかもしれませんが、このキーボードは全く別の特徴を兼ね備えています!
軸は昔人気だったオレンジ軸にアップデートをかけた第三世代Razerタクタイルメカニカルスイッチを採用。このスイッチが打鍵感を残しながらも静音性に優れており、コツコツとした感覚で非常に気持ちいいです!
キーボードの特徴としてはこちら!
- ホットスワップ対応
- ガスケットマウント構造と作りこまれた内部機構で史上最高の打鍵感を実現
- 75%キーボードでスペースと機能性のバランスを実現
まず、最大の特長についてお話します。こちらのキーボードは最高の打鍵感を求めて作られた内部構造×キースイッチ自体をカスタマイズ可能なカスタマイズキーボードと呼ばれる製品です!
ホットスワップという機能はキーボードに組み込まれているスイッチ(軸)ごと変更が可能になっているという機能で、作り自体を自由にカスタマイズできるということです!
同時販売されたキースイッチの追加パックも発売されており、好みの軸に変えることも可能です!
BlackWidow V4 75%は最高の打鍵感をユーザーに届けるため、内部構造にガスケットマウントと呼ばれる打鍵時の衝撃を吸収する機構を組み込み、トッププレートの素材にFR4プレートを採用し、打鍵感と静音性のバランスを維持しています。
さらに二層の音響吸収フォームを搭載し、潤滑済みスタビライザーとテープ補強されたPCBで最高の打鍵感を追求しています。
内部構造だけでなく75%という点も非常に優れており、ゲームをする際も作業をする際にも無駄のない独特のキー配置になっています。
コンパクトサイズになっていながら矢印キーとファンクションキーを搭載し重要なコマンドをしっかりとカバーできます。
この製品は付属品も非常に優れており、リストレストがふかふかで触り心地抜群です!また、マグネット式なので取り外しやずれもなく、非常に使用感に優れています。
カスタムキーボードとゲーミングキーボードの融合を図ったこの製品こそ、一度触ってその打鍵感のすばらしさを体験していただきたい製品です!
製品名:Razer BlackWidow V4 75% JP
希望小売価格:31,900円 製品ページはこちらから!
DeathStalker V2 Pro
最後にご紹介するのはDeathStalker V2 Proです!
こちらのキーボードは無線にも対応しているロープロファイルキーボードになっています。
DeathStalkerV2 Proの特徴としてはこちら!
- ロープロファイルスイッチで短く素早いキーストロークを実現
- 無線接続にも対応し様々な環境に対応可能
- 圧倒的な静音性
- 黒と白の二色展開でデスクに馴染む!
DeathStalker V2 Proはゲーミングキーボードの中でも珍しい薄型タイプのキーボードです。ロープロファイルスイッチもRazer独自のスイッチを採用しており、アクチュエーションポイント1.2mmとかなり早めの反応を示してくれます。
キー自体のストロークが短いためキーが安定しており、指をかけてもぶれる感覚はありません。Bluetooth接続も対応しているため、ゲーム以外のシチュエーションでもストレスなく接続できます。
サイズはフルサイズとTKLサイズ、カラーバリエーションは人気の高い白色もあります。
軸は赤軸のリニアと紫軸のタクタイル軸が販売されています。このリニア軸は非常に静かで、ほかのキーボードの静音性とは比にならない静音性を実現しています。それもロープロファイル方式だからこその静音性でゲーム以外にもオフィスなどでもばっちりと実力を発揮してくれるでしょう!
実はこの記事を書いている筆者もDeathStalker V2 Proを使用してこの記事を書いています。周囲への騒音が気になる方や、ノートパソコンなどに近いロープロファイルタイプのキーボードを探している方には、おすすめの製品です!
製品名:Razer DeathStalker V2 Pro JP Linear Optical Switch
希望小売価格:32,980円 製品ページはこちらから!
まとめ
本記事では、2024年現在販売されているRazerのキーボードを紹介しました。
Razerキーボードのまとめはこちら!
- FPSや格闘ゲームなどの競技性を求めるならばHuntsman V3 Pro!
- MMOなどの様々な組み合わせで拡張性を求めるならばBlackWidow V4 Pro
- キーボード自体のカスタマイズで楽しむ&コンパクトさを求めるならBlackWidow V4 75%
- ロープロファイルのゲーミングキーボードで静音性を求める方はDeathstalker V2 Pro
キーボードは遊ぶゲームや、用途によって評価も変わってくる製品です。この記事を読んで各製品の特徴や、RAZERキーボードの強みを理解していただけたら嬉しいです!キーボードの機能や強みを理解することで、普段遊んでいるゲームやお仕事勉強にも活用できるかもしれません!
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https://store.grapht.tokyo/collections/keyboard-itself