RazerからHuntsman V3 Proシリーズ待望のwhite editionが6月6日に発表されました。
Razerの白は独特の柔らかみがあって人気のカラーリングです!
黒色が発表された際も白色は出ないのかな…?と待ち望んでいた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
ラピッドトリガー搭載ゲーミングキーボードとして高い水準を誇っているHuntsman V3 Proの性能を押さえながら白の光り方や質感もばっちりレビューしていきます!
ラピットトリガーの効果が気になる方はこちらからご覧ください。
- 白デバイスでラピットトリガー対応キーボードをお求めの方
- Razerの白デバイスが好き/気になっている方
- お部屋を彩るデバイスをお求めの方
Huntsman V3 Pro Whiteはこんな方におすすめ!!
➀外装/内容物
外装
Razerならではのパッケージングの中に、白が映えますね。
内容物
- キーボード
- USBケーブル
- 取扱説明書
- マグネット式リストレスト
- ステッカー
上記を展開した写真↓
②開封してみた!!
では実際に開封して見えてきた本製品の魅力についてご説明します。
質感(キーキャップ/フレーム/オンボードメモリディスプレイ)
まずはキーボードのフレームから見ていきます。
フレーム/基本仕様
黒のHuntsman V3 Proと材質は変わらずアルミニウム製となっていますが、Huntsman V3Pro黒の特徴的だった水平方向へブラッシングしたような加工は無く、無光沢の整った表面となっています。
表面加工一つで見た目の印象は変わってきますね。シンプルな作りですが、Razer特有のシックな白が映えます!
どちらかというと寒色寄りの白ですね。
背面/USB差込口
背面は表面と違いプラスチック製です。
そして「FOR GAMERS.BY GAMERS.」の印字がされており、光に反射して浮き出てくる仕様となっています。
普段見る事は無い部分にもRazerのこだわりが見えます。
4隅には滑り止めもしっかりついています。
角度調整のためのスタンドも搭載しています。デフォルト含め3段階で2°(デフォルト)、6°、9°に調整可能です。
筆者は9°で使用しています。後述しますがキーストロークが重めなため、ゲーム中などに一番楽にキーが押しやすい角度で使用しています。
USB Type-C対応なのですが、差込口がかなり深い位置に設計されており、ケーブルによっては接続できない可能性があります。
ケーブルをご自身で準備しようとしている方はきちんと接続できるか確認してみてください。
キーキャップ
デフォルトキーキャップはPBTダブルショット加工になっています。
白色ということもあって光の反射は少なめでLEDのライティングも綺麗に光ります。
※PBTダブルショット加工とは…従来のキーキャップよりも頑丈で摩耗も遅いキーキャップを二層に重ねて制作する加工方法。
キーの刻印の上に一層重ねているので、キーの文字が薄れていく劣化現象が起こりません。
手触りとしてはすこしざらざら感があります。手汗で指にまとわりつくような感覚もなく、かといって滑らない。
常に安定した触り心地を与えてくれます。
ボタン/マルチファンクションダイヤル
右上にはメディアコントロールボタンが2つ、ダイヤルが1つ付いています。ボタンだけでなく、ダイヤルも押し込み可能なため、ボタンとダイヤル回転+-と押し込みにそれぞれ機能割り当てが可能です。
こちらはRazer Synapseにて設定可能です。
デフォルトでは一番左のキーはXbox Game Barダイヤルは音量+-、押し込みでミュートになっています。
真ん中のマルチファンクションボタンは1回押すと再生/一時停止、2回押すと次の曲を再生、3回押すと前のトラックとなっています。こちらはSynapseでも設定を変更することはできません。
良く使う動作をワンボタンで再現することが出来る余白のボタンがテンキーレスでも扱えるのは嬉しいですね!
LEDディスプレイ
この白の基盤の中に黒のディスプレイがはっきりと映えますね。
こちらの機能は今現在使用しているモードは何モードなのか一目見てわかるという優れもの。
ゲーム用の高感度やラピットトリガーで普段のキー入力を行うとタイプミスが頻発してしまうんですよね…。
そんな時にもHuntsmanV3 Proであれば、Synapseを起動する必要もなくキーボード上の操作でキーの感度を調節することが出来るんです!
ライティング
ここではライティングのテンプレートをご紹介します。
③Huntsman V3 Proのスペック
スペック見ていきましょう。
Huntsman V3 ProTKL White Edition | ||
---|---|---|
製品価格(税込) | 日本語配列 | ¥34,980 |
英字配列 | ¥39,980 | |
製品サイズ W (mm) H (mm) L (mm) |
139(W)/39(H)/363(L) | |
製品サイズ 重量 (g) |
719.5 | |
対象機種 | PC(USB Type-Aポート) | |
対応OS | Windows10 64bit 以上(Synaspe3準拠) | |
ケーブル長さ | 約2m | |
接続方式 | 有線(USB Type-A) | |
Synapse | Synapse 3.0 | |
Chroma機能 | 対応 | |
キーレイアウト | 日本語配列/英字配列 | |
キースイッチ | Razer Analog Optical Switch Gen-2 | |
荷重 | 40g | |
最大ストローク | 4.3mm | |
反応距離 | 0.1 - 4.0mm | |
耐久回数 | 1億回 |
基本スペックを確認していきます。
スイッチについて
スイッチはRazer自社開発の第二世代アナログオプティカルスイッチを採用しています。
こちらのスイッチは光学式スイッチとなっており、現在も光学式スイッチ搭載のラピットトリガー対応キーボードは貴重な存在です。 光学式スイッチは磁気スイッチより湿度や天候等の影響を受けにくく、繊細な動作を行う際の安定感が増します。
2段式アクチュエーション
1回のキープレスに対して2つのアクションを登録することが出来ます。これによってキー入力の回数を減らし、無駄な動作を行うことなくスムーズなアクションが可能になります。
固定の動作を行うマクロとは異なり2段式アクチュエーションは2段目のアクションのタイミングを自分で調整でき、 アクションを実行するタイミングを遅らせる、または行わない事を選択できるためより柔軟に対応することが出来るようになります。
MMOやFPSなどでかなり重宝する機能ではないでしょうか。
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Razer Huntsman V3 Pro Tenkeyless (White Edition)
④Huntsman V3 Proの特徴
キーフィーリング/ラピットトリガーについて
ここでは実際のキータッチフィーリングとラピットトリガーについて説明していきます。
キーの押し心地としてはキーの押し返す力が強いので、しっかりとした打鍵感を得られます。また、また、全てのキーにスタビライザーが搭載されておりキーが揺れて反応する事を防いでいます。
斜めに指を入れても真っ直ぐに入力がされる感覚です。
スタピライザーの効果もあって、ぶれることなく真っ直ぐ入力される感覚は気持ちよいです。 しかしスタピライザー等の影響で底打ちの音は鳴ってしまうので、静音性を重視している方は注意してください。
Huntsman V3 Proは荷重40gとその他ラピットトリガー対応キーボードと変わらない数値を提示していますが、実際のキーフィーリングは重たく感じます。
しかし、この重く感じるストロークこそがラピットトリガーの安定感を高めているポイントなのです!
- キーの押し返す力が強いため、指の圧を緩めたタイミングで即座に入力が切れるので、インゲームでの動きにキレを感じられる。
- スタピライザーによって入力後のブレも少なく、押し込んでから入力が切れるようなエラーも起こりにくい。
- 湿度や気温、天候の影響を受けにくく安定した動作が可能。
ラピトリまとめ
キーボード機能/オンボードプロファイルについて
Huntsman V3 Pro には様々な機能の他、デフォルトでプロファイルが用意されています。
プロファイル名 | ホットキー | 色 | 説明 |
---|---|---|---|
前回使用した Synapseプロファイル |
fn + ins | 白 | 前回使用したプロファイルを素早く読み込み。 |
工場出荷状態 | fn + home | 緑 | アクチュエーションポイントが 1.2 mmに 設定されたキーボードのデフォルトキーマッピング |
FPS RapidTrigger | fn + pg up | 赤 | アクチュエーションポイントが 1.2 mm に設定されており、 高速トリガーモードは 0.4mmの感度で有効になります。 |
アナログ WASD | fn + del | 青 | 左アナログスティックのようにWASDキーを使用可能に。 |
レース | fn + end | 黄色 | W(加速) A(左折)S(ブレーキ/リバース) Dキーで(右折)。 その他のすべてのキーは、アクチュエーションポイントが1.2 mmに設定 |
高感度 | fn + pg dn | シアン | アクチュエーションポイントが 0.4 mmに設定されており、 高速トリガーモードは 0.1 mm |
このプロファイリングの詳細設定やカスタマイズはRazer Synapseにて設定可能です。
アクチュエーションポイントのみであれば、キーボードのみでも設定することが出来ます!
設定方法はこちらの説明書11ページをご覧ください。
https://dl.razerzone.com/master-guides/RazerSynapse3/HUNTSMANV3PROTENKEYLESS-00000679-ja.pdf
このプロファイル機能、実はかなり便利です。
Razer Synapseではゲームごとや、キーひとつひとつに細かく感度設定することも可能なのですが、新しいゲームが出るたびに設定する必要があります。
ラピッドトリガーは機能の性質上どうしても普段のキーボード入力や、FPS以外のゲームだとミスタイプの原因になってしまいがちです。
Razer Synapseで設定していない時にもさっとプロファイルの切り替えが可能なので「ゲームが終わった後は普段の感度に戻したい…。」「このゲームはこの設定が良いなぁ」なんて時にこのオンボードプロファイルを活用すると即座にお好みのキープロファイリングを呼び出すことが可能です!
筆者はValorantの時はカスタマイズした高感度設定(WASDのみAP0.1mm/RP0.1mm)で、そのあとLeague of Legendsをやりたい!といった時にはプロファイルを切り替えてすべてのAPを0.6mmに設定したプロファイルを呼び出しています。
⑥まとめ
ここまでRazer新製品「Huntsman V3 TKL White」をご紹介してきました。
やはりRazerの白はかわいい!「Huntsman mini」を愛用していた筆者はずっとこのHuntsman V3 Proの白カラーリングを待ち望んでおりました。
ゲーミングキーボードとして最高峰の性能を持ちながら、ライティングなども凝った演出が可能。
キーキャップも滑りにくく印字が消えない加工が施されていたり、英字配列だけでなくJP配列もあったりなど幅広いニーズにも応えてくれる製品になっております。
そんな「Huntsman V3 Pro White Edition」は
6月14日(金)発売予定
希望小売価格は
JP配列34,980円(税込),
US配列は39,980円(税込)
となります。