Razer(レイザー)はなぜプロに愛される?ゲーミングデバイスの特徴と性能を解説します ブランド

Razer(レイザー)はなぜプロに愛される?ゲーミングデバイスの特徴と性能を解説します

2022.12.31.

Razer(レイザー)と聞くとコアなゲーマーの方ならゲーミングキーボードやゲーミングマウス、ゲーミングヘッドセットなどのデバイス関連の製品を思い浮かべる方も多いと思います。

黒と緑がベースのスタイリッシュなデザインや、大半の商品名に動物や昆虫の名前を冠しているのも特徴です。そんなRazerは趣味でゲームをしている方だけではなく、Eスポーツプロチームに所属しているプロの方々も愛用しているほどなので幅広いユーザーから人気を集めていると言えます。

この記事ではRazerのゲーミングデバイスはなぜプロに愛されるのか? そしてその特徴と性能はどういったものなのかを、ゲーム初心者の方でもわかりやすいように、またコアユーザーの方にもためになるように徹底解説していきたいと思います。

そもそもRazer(レイザー)とは?

Razer(レイザー)とは

Razer(レイザー)とはカリフォルニア州アーバインに本社を構えるゲーマー向けライススタイルブランドです。記念すべき初ヒット製品は1999年に発売したゲーミングマウス「Boomslang」。

当時の光化学センサーのDPI値(解像度を示す単位)が200~400dpi程だったのに対して、1000dpiの解像度をもったセンサーを搭載している事から世界中のゲーマーから多くの支持を得ました。

この反響をきっかけに高性能ゲーミングデバイス専門メーカーとして数々の優良デバイスを発売していき、現在では世界19箇所にオフィスを構える業界最大手メーカーに成長していきました。

ちなみに創業者であるMin-Liang Tan氏は元セミプロゲーマーです。ユーザー目線で製品を作れる事もRazerが支持される要因の一つと言えるでしょう。

Razerの特徴と性能をデバイス別に徹底解剖

Razer製品の特徴と性能をデバイス毎に徹底解説していきます。

ゲーミングマウス

Razer(レイザー)のマウス

ゲーミングデバイスを選ぶ際、一番に頭に思い浮かべるのはやはりマウスですよね。Razerの最新フラグシップのゲーミングマウスには下記2つの特長ある性能が搭載されています。

・Razer Focus Pro 30K オプティカルセンサー

・第3世代 Razer オプティカルマウススイッチ

センサーとスイッチはマウス操作において非常に重要な部分であり、Razerのマウスはこの部分に非常にこだわっています。

Razer Focus Pro 30K オプティカルセンサー

・クラス最高の精度より正確なトラッキング

99.8%の解像度精度、30,000DPI、750IPS、70Gという圧倒的スペック

・センサーAI機能

スマートトラッキング、強化された非対称カットオフ、モーションシンク 

・ほとんどの表面で完璧なトラッキングが可能

あらゆるソフト、ハードのマウスパッドは勿論、ガラス表面にも対応

上記のようにRazer Focus Pro 30K オプティカルセンサーは、より正確なトラッキング、進化したAI機能、ガラス表面にも対応と、究極までに洗礼されたセンサーとなっています。精密な操作で差を分けるFPS等のゲームではより進化を発揮します。

第3世代 Razer オプティカルマウススイッチ

2つ目の特徴である第3世代 Razer オプティカルマウススイッチは光で動作し、デバウンス遅延のない0.2msの高速動作、ダブルクリックの問題を起こさない9000万回のクリック寿命など、eスポーツのため信頼性とスピードを持っています。

さらに第3世代と進化しているこのスイッチは、よりタクタイル感が向上するなど押し心地も非常に良いです。Razerのゲーミングマウスを愛用する理由としてこの2点の特長と性能は、ゲームに勝利する事が目的の競技シーンで活躍するプロ達にとっては欠かせない要因であると言えます。

ゲーミングキーボード

Razer(レイザー)のゲーミングキーボード

次はRazerのゲーミングキーボードについて解説していきます。

デバイスをカスタマイズするRazer専用ソフトウェアでマクロキーを設定できたり、アンチゴースト(誤認識防止機能)のような基本的な性能もしっかりと搭載しているので他社と比較しても高性能といえます。

さらにRazerが選ばれる理由が他にもあります。Razerは独自のキースイッチを搭載していて、カスタマイズ性に特化しておりそのラインナップも豊富です。全10種類のキースイッチは自宅がマンションで静音性を高めたい方や、しっかりした打感を大事にしたい方でも自分にあったキースイッチを選べる事ができます。

自分に合ったキーボードを選ぶ事ができるこのカスタマイズ性は他社にないものがあると言えるでしょう。

ゲーミングヘッドセット

Barracuda

ゲームをプレイする上で「音」は非常に重要な要素です。ゲームに没入するための高品質なサウンド体験は勿論、FPSゲーム等で、相手の足音を掴むための定位感も非常に重要となります。その中で、Razerのヘッドセットは業界をリードする性能や機能を有しています。

Razerのヘッドセットで多く搭載している「TriForce」ドライバーは高音から低音まで広くクリアかつ迫力のあるサウンドを体感でき、また定位感についても左右だけではなく上下も掴めるような立体感を体感できます。

Razer独自の「Razer HyperSense」という機能を搭載したモデルでは、音が振動に変換され、音だけではなくイヤーパッド部分の振動により触覚としても音を体感することが出来ます。また、Razerでは遅延の少ない無線接続のヘッドセットも多く取り扱っているため、線が邪魔でプレイに集中できない方でも自分に合ったヘッドセットを選ぶ事ができます。

アーケードコントローラー

Panthera

Eスポーツと聞くとFPSが主流と思われがちですがジャンルは様々で、「鉄拳」や「ストリートファイター」などの格闘ゲームでも多くのプロが活躍しています。

 Razerではその格闘ゲームで最重要であるアーケードコントローラー(通称アケコン)も開発しています。アーケードコントローラーを開発する企業が少ない中で当時格闘ゲーム界隈で話題にあがったのが Panthera(パンテラ)シリーズです。操作レバーは多くの格闘ゲーマーに愛されている三和レバー(三和電子産)で、ボタンはRazer独自のメカニカルボタンを搭載しています。

また、アーケードコントローラーの天板を取り外して自前の天板に差し替えることもできます。デザインを自分好みに変えれるこのカスタマイズ性はさすがRazer製品と言ったところでしょう。

実際にRazerを使用しているプロ選手たち

けんき

Razer(レイザー)を使用しているプレイヤー

画像出典:https://titinosenaka.com/kenki

Razerを愛用しているプロゲーマーといったらやっぱりこの方ですよね。プロゲーミングチーム「父ノ背中」に所属し、FPSを中心に活動しています。使用デバイスをほとんどRazerで揃えており、マウスは「Razer Viper V2 Pro」、キーボードは「Razer Huntsman Mini」、イヤホンは「Razer Hammerhead Pro V2」を使用しています。

stax(所属:DRX)

DeathAdder V3 Pro

stax(スタックス)選手は、VCT(VALORANT Champions Tour)に参加している世界的強豪チームチーム「DRX」に所属する韓国のプロゲーマーです。VALORANTでは主に「DeathAdder V3 Pro」を使用されています。ローセンシが強いと言われる同タイトルで、振り向き38.88cmのウルトラローセンシを駆使するローセンシプレイヤーとしても有名です。

Faker(所属:T1)

DeathAdder

LoL(League of Legends)に収まらず、eスポーツの神とも評される韓国のFaker選手は、かつてよりDeathAdderシリーズを愛しており、 現在も変わらず使用されています。右手エルゴノミックデザインで非常に持ちやすく、精度と速度を兼ね備えた本機はFaker選手の「完璧」なゲームプレイのコントロールをサポートしています。

まとめ 

Razer(レイザー)の商品について

いかがだったでしょうか? 今回の記事をまとめると以下の事が言えます。

・Razerのデバイスの性能はどのカテゴリーでもTOPクラス。

・共通した特徴としては「カスタマイズ性」に特化している事

・多くのプロゲーマーが愛用している

独自の技術を多く搭載していて、高性能かつ自由なカスタマイズ性を誇るRazer製品は、多くのプロゲーマーが愛用するのも頷けますね。

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