Razerマウスは何が優れているの??
RazerマウスはRazer独自のスイッチ方式を採用している点で、他社製品と差異があります。Razerマウスに搭載されている光学式スイッチ「Razer™ オプティカルマウススイッチ」はクリックを押すとシャッターが開いて赤外線が通過した信号を捉えて反応します。
光の速さでクリックの認識が行われるため、遅延が非常に少ない方式です。
また、通常のメカニカルスイッチは物理的にスイッチのON/OFFを行うため、スイッチ接点でバウンドや擦れが発生した場合にON/OFFが連続で複数回繰り返されてしまうチャタリングが発生する場合があります。
光学式スイッチを採用しているRazerのマウスはこのチャタリングが発生することはありません。
ゲームプレイにとってチャタリングは大敵です。このトラブルを機構から防ぐことが出来ている事、反応速度が「光速で高速」である事から、ゲームプレイに適しているマウスと言えます。
ゲーミングマウスの選び方
では実際にマウスを選ぶ際にどのようなことを注意すべきなのでしょうか?
ゲーミングマウスは形状や大きさ、様々な性能の差などユーザーにとって選択肢は豊富です。裏を返せばどれを選んでいいか迷ってしまうこともあるかと思います。そこで、選ぶ際のポイントとなる点をまとめました。
【オススメポイント】
- 無線or有線
- 形状
- 持ち方と持ちやすさ
- 重量
- ボタン数
各項目について簡単に解説していきます!
無線(ワイヤレス) or 有線(ワイヤード)
結論から述べると、形状やその他の要素で特筆する点が無いのであれば無線をおすすめします。
現在の無線マウスは有線と反応速度に大きな差はありません。シューティングゲームなどマウスを素早く動かす必要があるゲームでは、有線のケーブルが必ず動きを阻害してしまいます。マウスバンジー等で対策することも出来ますが、100%ケーブルのテンションを防ぐことはできません。
より快適にゲームを楽しみたい方には無線をおすすめします。マウスの充電持ちも近頃はかなり良くなっているので、pcから離れる時に充電しておけば充電切れを起こすことはまずないでしょう。筆者は無線の快適さを知って以来有線に戻ることが出来なくなっています。
形状
形状に関しては主に2種類に分類されます。「左右対称マウス」か「エルゴノミクス形状マウス」です。
左右対称の形状には癖が無く、自然にマウスを持つことが出来ます。
エルゴノミクス形状は人間工学に基づいて設計された、手の負担が少ない形状です。こちらは手に馴染むまでに慣れが必要ですが、大きさやカーブの形状を意識して選ぶことで手の一部のようなフィット感を味わう事が出来ます。
本稿のマウス紹介の際に形状もばっちり紹介しますので安心してください!
左右対称代表マウスはViper V3 Pro、エルゴノミクス形状代表マウスはDeathAdder V3 Proとなっています。
こちらの二製品を比較した記事もございます!
(【Razer 「Viper V3 Pro」vs「Deathadder V3 Pro」徹底比較レビュー。】
https://store.grapht.tokyo/blogs/features/razer-viper_v3_pro-deathadder_v3_pro-comparative-review)
持ち方と持ちやすさ
上記の形状に付随して、マウスの形状にバリエーションがあるように人間の手の大きさや形状にも十人十色存在します。そんな中から自分の手に合うものを見つける事が出来れば、より思い通りに長時間の操作も快適になります。ここでは代表的な持ち方を簡単にご紹介します。
かぶせ持ち
「かぶせ持ち」は手をマウスに被せる様に持つ持ち方です。
特徴としては、マウスを手全体で固定するため指の動作が固定され安定感が増します。
指での動作を行えないため、腕でマウスを動かすような使い方のローセンシ(低感度)の方が使用する機会が多いです。
かぶせ持ちには、人間工学に基づいたエルゴノミクス形状のマウスが適しています。
つかみ持ち
つかみ持ちは指先でマウスを固定する持ち方です。筆者はこの持ち方に近く、手の付け根や母指球でマウス後部を支え、指先でマウスを固定しています。
つかみ持ちに関してはマウスクリックの指の立て方や、マウスの後部の支え方も派生があり、自由度が高い持ち方と言えるでしょう。指での動作はかぶせ持ちより反映させることが出来ます。
つかみ持ちは指の掛け方でマウスの形状に合わせにいける利点もあります。
つまみ持ち
つまみ持ちはつかみ持ちと違いマウスを指先だけで固定する持ち方です。
つかみ持ちはマウスの後部を手のひらや指の付け根で固定しますが、つまみ持ちはしません。
これにより指先の繊細な動作をダイレクトに伝える事が出来るためよりスピーディーなカーソル移動を可能にします。その分不安定さも増す他、マウスの重さにより影響されやすい持ち方と言えます。
つまみ持ちに適したマウスはマウス全体の大きさが小さめなマウスが適しています。
重量
最近のマウスはとにかく軽量化が進んでいます。軽ければ軽いほどレスポンスや初動は早くなりますが、その分細かな制御が難しくなる点や、バッテリー面での懸念点も上がります。
筆者の体感ですが、50gを下回ると操作感がより難しくなる印象です。しかし、うまく使いこなせればより素早い視点移動を手に入れる事が出来るでしょう。
ボタン数
基本的な左右クリックとマウスホイールクリックに加えて、サイドボタンの個数に差や、ファンクションキーを搭載しているマウスもあります。現在の主流はサイドボタンが二つとなっています。
プレイしたいゲームやpc作業の際などにサイドボタンが2つより多くあったら…!なんて思うことがあるかもしれません。Razerマウスはそんな願いをかなえるマウスもラインナップに存在しています!
Razerおすすめゲーミングマウス8選
実際におすすめのRazerマウスを紹介していきたいと思います。
紹介のポイント
今回、Razer製のマウスを紹介するにあたって、三つの観点から紹介していきたいと思います。
- 扱いやすさ…握り心地や重さによる疲れ度合、バッテリー持ち等
- 機能性…センサー精度や対応Hz、有線or無線
- 特徴/メリット…その他特筆すべき特徴やメリット/li>
そして、各マウスを価格帯別に分けて紹介していきます。
【ハイパフォーマンス編】
Viper V3 Pro
DeathAdder V3 Pro
Basilisk V3 Pro
【コストパフォーマンス編】
Viper V2 Pro
Naga V2 HS
DeathAdder V3 HS
【エントリー編】
Cobra
DeathAdder Essential
ハイパフォーマンス編
Viper V3 Pro
4月24日に発売されたRazer Viper V3 ProはRazerマウスの中でも屈指の人気を誇るViperシリーズ待望の最新作。
Viper V2 Proから大きく形状を変化させ、より万人にフィットするマルチプルな左右対称ベースの形状が特徴で多種多様なマウスの持ち方にも馴染んでくれる圧倒的な万能性を誇っています。
内部スペックも最高峰で最新の高性能センサー+8000Hzポーリングレート搭載で現在販売されているマウスの中でも最上級の応答速度と精密なセンサー反応が実現した最高峰の無線マウスです。
充電消費の多いポーリングレート8000Hz使用時のバッテリーも17時間とバッテリー面の不安もナシ。
重量も55gで剛性を損なわずに軽量化を実現しています。
より詳細なリンクはこちら
→(【「Razer Viper V3 Pro」徹底レビュー。プロと共に開発された新たな「定番」。】
https://store.grapht.tokyo/blogs/features/razer-viper-v3-pro-review)
DeathAdder V3 Pro
こちらもRazerの中でも人気の高いDeathAdderシリーズのトップモデルです。
DeathAdder V3 Proは右手エルゴノミクス形状の代表的な無線対応マウスとなっており、右手親指のサイドボタン付近が窪んでおり、グリップ力が向上しています。また、マウス後部も親指母指球側に膨らんでおり、親指側付け根のグリップ感が心地よいです。
マウスの持ち方としては被せ持ちに特化している形状をしており、手が大きめで被せ持ちの方にはとてもフィットするマウスです!
現役のValorantプロも愛用しておりEMEA地域の強豪Fnaticは5人中3人がこのマウスを使っています。
デフォルトでは1000Hzのみ対応ですが、追加のHyperPolling Wireless Dongleを購入することで8000Hzまで対応することが可能になります!
また、最初からセットになったDeathAdder V3 Pro+HyperPolling Wireless Dongleバンドルセットも販売されています。
Basilisk V3 Pro
Basilisk V3 Proはライティング機能を搭載したカスタマイズ性に優れる無線対応マウスです。
他のマウスと比較しても比類なきカスタマイズ性に富んでいます!
形状としては右手用に設計された形状で右手親指側に指を支える土台が備わっていて、親指をマウスの側面から離しても問題なくマウス操作が出来ます。
これによってマウスのサイドボタンを押しやすく、常に握りこむことなく扱えるので手の疲労を軽減することが可能です。
マウス後部が高めに作られており、自然と被せ持ちになるような形状です。
このマウスの特徴はホイールに詰まっています。
まず、マウスホイールにクリックが3種類含まれています。
通常の押し込みに+α左右フリックで入力が可能になっており、操作性が拡張されています。
また、チルトホイールを搭載しており、Razer Synapseを導入することで一つ一つがカチカチとなるタクタイルホイールと、滑るようにとめるまで回転し続けるフリースピンを切り替える事が可能になっています。
これらの両方取りしたいよ!という人のためのスマートリールも搭載されており、短く回すとカチっと回り、素早くスクロールすると滑っていくというハイブリッドも可能なのです。
そしてマウスホイール下にボタンが二つ付いておりこちらもカスタイマイズ可能。
上記二種と比べて重いのでFPS特化というよりはMMOやMOBA、もしくは作業などで持ち前のカスタマイズ性を活かして非常に高い貢献をしてくれます。
コストパフォーマンス編編
Viper V2 Pro
現在人気を博しているViper V3 Proですが、前身であるViper V2 Proも今も尚高い人気を誇っている無線マウスです。Valorantの競技シーンでは愛用しているプロ選手も!
Viper V3 Proとは形状が変わっており、Viper V3 Proはマウス後部が高くなっているのに対して、Viper V2 Proはマウス全体が平べったい印象を受けます。
持ち方で適しているのはつかみ持ちで、指の第二~第三関節がマウスに当たらないような持ち方が自然と持ちやすいような形状になっています。
基本スペックも高く、58gと軽量ながら軋まない剛性のあるフレームに少しざらついた表面加工によって汗汚れなどは目立ちません。
センサーもDeathAdder V3 Proと同じセンサーを使用しており性能は申し分ありません。スリープモードへのシームレスな切り替えでバッテリー持ちにも優れています。
現在価格が安くなり19,980円(2024年9月現在の価格)にてお求め出来るのでViper V2 Proが手に馴染む!という方はぜひ店頭などで試遊してみるのも一つ選択肢に入れてみても良いかもしれませんね。
Naga V2 HyperSpeed
Naga V2 HyperSpeedは多ボタンマウスシリーズの中でも定評のあるNagaシリーズのHyperSpeedモデルです。主な使用ゲームはMMO等になるかと思います。
特徴としては電池式やオンボードなどの機能面を省いた分金額を大幅に抑えた、まさにコスパに優れた製品であるという点です。
Naga V2 Proと価格で比較すると現段階Naga V2 Proは28,800円に対して、Naga V2 HyperSpeedは16,500円(2024年9月現在)と10,000円近く抑えた価格設定になっています。
こちらのマウスは充電には対応していないため、電池式となっています。
その分本体重量を95g(Naga V2 Proは134g)と軽量化に成功しています。
MMOなどの長時間のゲームをやるうえで、重さは負担に繋がりますので少しでも軽量なマウスがおすすめです。
形状としては右手薬指のかける位置に窪みが出来ており、指がかけやすくなっています。その分持ち方は限定されますが、自然に指をかけられる形状です。バッテリー持ちも良く、2,4GHzで250時間/Bluetoothで400時間の連続時間可能です。
またカーソルホイールもタクタイルとフリースピンの二種類に対応しておりホイール下のボタンで切り替えて使用可能になっています。
オンボードメモリは非対応ですが、ボタンの数は19個あり、拡張性は十分に備えています。
DeathAdder V3 HyperSpeed
DeathAdder V3 HyperSpeedは2024年9月現在Razerから発売されているマウスの中での最新機種のエルゴノミクス形状マウスになります。形状が特に素晴らしいビルドになっています!
日本やアジア圏の方にとって大きめだったDeathAdder V3 Proの形状を一回り小さくしたような形ですが、ただ小さくしただけでなくしっかりと最適化されている点も評価が高いポイントです。
この形状変化によってエルゴノミクス特有の握り込みやすさがさらに向上しながらも、つまみなどの持ち方の適応力も向上させています。55gと重量も軽すぎず重さを抑えた丁度いい塩梅。
マウスソールもViper V3 Proと同じく大きくグレードアップしており、バッテリーも通常時100時間持続と非常にコストパフォーマンスに優れる製品になっています!
また、このDeathAdder V3 HSとViper V3 Proのみに搭載されている動的感度(Dinamic Sansitivity)という機能が実装されています。こちらの機能は、所謂マウス加速を詳細にカスタマイズできる機能となっています。
DeathAdder V3 HS詳しい説明はこちらの記事をご覧ください!
→(【『DeathAdder V3 HyperSpeed』徹底レビュー。プロに愛される形状が待望のミニサイズに。】
https://store.grapht.tokyo/blogs/features/deathadder-v3-hyperspeed-review)
エントリー編
Cobra
エントリーモデルとしてRazer Cobraをご紹介します。Cobraは有線マウスでViper V2 Proに近い形状でありながら全長を小さく設計されており、人気のあったViper Miniに近い形状をしています。
かぶせ持ちにはマウスのふくらみが少し足らない代わりに、マウス後部接地面の膨らみ具合やサイドの窪みの指の当てやすさなどからつかみ持ちやつまみ持ちに適している形状だと感じました。
重量は57gと大きさに合った軽量さでクリック部分のクリック感が強い印象です。FPSで例えるなら指切り(単発)打ちがしやすいのではないでしょうか。
マウスホイール下にDPIボタンが搭載されており、6,490円(2024年9月現在)エントリーモデルの中でも+αも搭載し、小さめで安定感のあるマウスです!
DeathAdder essential
エントリーモデルのエルゴノミクス形状有線マウスとしてDeathAdder Essentialを紹介します。
こちらのマウスは上記にも登場したDeathAdder シリーズのエントリーモデルで、Razerマウスの中でトップクラスにお求めやすい価格設定になっています。
お値段なんと3,980円(2024年9月現在)!このお値段でゲーミングマウスを手に入れられるのは大きなメリットですね。
旧世代のDeathAdderと同じ形状をしており、耐久性に優れ、長期間に渡って使用できるように設計されています。
大き目な形状なので、被せ持ちにフィットしやすい形状です。
しかもしっかりとライティングも搭載されており、満足感も高い製品です!
まとめ
本記事では、2024年9月現在販売されているRazerのマウスを紹介しました。
マウスは用途や持ち方によって利点や評価も大きく変わってくる製品です。この記事を読んで各マウスの特徴や、RAZERマウスの強みを理解していただけたら嬉しいです。
自分に合うマウスを選ぶことで作業やゲーム環境は大きく向上します!自分に合ったマウスをぜひ見つけてみてくださいね。
GRAPHT OFFCIAL STOREのRAZERマウス一覧はこちらから
(https://store.grapht.tokyo/collections/mouse-itself)