パソコンでゲームをする方なら、Razerの名を一度は聴いたことがあるかと思います。黒を貴重としたボディと色彩豊かにLEDライトが光る特徴的な風貌は、憧れますよね！
そこで今回は最新のRazerのゲーミングキーボードの中からオススメしたいものをランキング形式でご紹介いたします。「Razerのキーボードが欲しいけど、どれが良いのかわからない！」という方は参考にしてみてくださいね！
ゲーミングキーボードは軸で選ぶ
Razerのゲーミングキーボードのほとんどはメカニカルスイッチかオプティカルスイッチを採用しています。そしてスイッチの中に仕込まれている「軸」がキーの軽さや深さなどを決めるため、特にFPSゲーマーにとって軸の選択はとても重要です。
「ゲーミングキーボード選び＝軸えらび」といっても過言ではないでしょう。
一般的なメカニカルキーボードであれば、赤、茶、青、ピンク、銀、黒軸の6種類がメジャーですが、Razerは独自開発した軸を使用しており、赤、紫、黒、緑、黄、メンブレン、メカメンブレンに加え、ロープロファイルモデルを含み8種類となっています。
「メカニカルキーボードの軸の事は理解しているけど、Razer軸はわかりにくい！」という声が多いのはこの特殊な軸色のせいです。そこでまずは、Razerの軸の違いを知っておきましょう。
Razerの赤軸
赤軸は「オプティカルスイッチ」という光学センサーを取り入れた軸で、反応速度がとても早い上にクリック音が静かな軸となっています。音が静かであるメリットは同居者への配慮だけでなく、ゲーム実況にも向いています。FPSゲームの実況動画を撮りたいという方は、一度Razerの赤軸を試してみてください。
Razerの紫軸
紫軸も「オプティカルスイッチ」を取り入れた軸となっています。歯切れの良い、タクタイル感のあるフィードバックで、心地よい音の素早いキーストロークが特徴です。クリッキーな打鍵感と高速な入力の両立を実現したい方にお勧めです。
Razerの黒軸
黒軸は「アナログオプティカルスイッチ」となっており、赤軸、紫軸と同じく「オプティカル」でありながら、アナログ機能が搭載されています。アクチュエーションポイントを1.5～3.6 mmで自由に設定できたり、入力量により動作を変更したりできます。オンリーワンの機能を搭載しており、設定次第で様々な操作を可能とするスイッチとなっています。
Razerの緑軸
緑軸は青軸に近い構造で、クリック感も音もあるメカニカルスイッチです。キーストロークもそこそこあるため、ゲーミングとタイピングの両方に向いていると言えるでしょう。
Razerの黄軸
黄軸はアクチュエーションポイント（どこまで押すとキーボードが反応するか）が極端に浅い軸となっており、素早いキー入力に適した軸となっています。一般的なメカニカルキーボードの軸でいうと銀軸に近いですが、銀軸より静音性が考慮されているのがポイントです。かなり浅い上に音もしないので、クリック感はあまりありませんがカチャカチャ音が軽減されるのはgoodです。
Razerのメンブレン
メンブレンはストロークが深く静か、コストパフォーマンスにも優れた軸です。メカニカルキーボードと比べると反応速度が遅いのが欠点ですが、MMOやシュミレーションゲームがメインとなるならば、問題ありません。Razerのメンブレンは一般的なメンブレンと比べると頑丈に設計されており、耐水性を確保しているモデルも多いのが特徴です。
Razerのメカメンブレン
メカメンブレンは、メンブレンタイプのキーボードの使用感を好みつつ、反応速度も求めたい方におすすめの軸となっています。メンブレンとメカニカルの技術を組み合わせたRazer独自の軸となっており、メカニカルの軸と比べるとコストパフォーマンスに優れます。
Razerのロープロファイルモデル
現在「DeathStalker V2シリーズ」に搭載されている薄型のオプティカルスイッチです。赤軸(リニアオプティカルスイッチ)、紫軸(クリッキーオプティカルスイッチ)の2種類あり、先に紹介した特徴はそのままに、薄型設計となっており、また違った打鍵感や性能となっています。
どれもゲームにおすすめ！ 好きな打鍵感から選んでいこう！
上記に紹介したスイッチは、いずれも様々なゲームシーンを考慮されて設計されたスイッチなので、いかなるゲームプレイにもおすすめできます。但し、打鍵感や静音性、反応速度等スペック面の違いはあるので、自分の好みで選択してみましょう。
まずは打鍵感から選択していくのがおすすめです。入力がスムーズで、スコスコとした入力が好みの方はリニアタイプの赤軸、黄軸。タクタイル感のあるクリッキーな感触が好みの方は紫軸、緑軸がおすすめです。その中から、オプティカルスイッチorメカニカルスイッチが選べます。オプティカルの方が高速かつ高耐久ですが、オプティカルではないスイッチも十分なゲーミンググレードなので、予算と相談してスイッチを選択してみてください。
Razerキーボードの各種シリーズについて
Razerにはいくつものシリーズがあるので、シリーズの特徴も理解しておきましょう。
BlackWidowシリーズ
RazerのメカニカルゲーミングキーボードといえばBlackWidowです. す。モデルによって軸が違うので気をつけましょう。最も売れているシリーズであり、多くのRazerキーボードユーザーはこちらを使っています。
Huntsmanシリーズ
反応速度が非常に早いモデルです。高価であることと、プロレベルの超高速な入力が出来る方しか使いこなせない性能から、人を選ぶシリーズとなっています。（FPSのプロを目指すならHuntsmanです！）
DEATHSTALKERシリーズ
ロープロファイルスイッチを搭載したシリーズです。スイッチの高さが低いため手首の負担が低かったり、通常スイッチとはまた違った打鍵感があります。
ORNATAシリーズ
メンブレンタイプのキーボードであり、Razerの中では価格の安いモデルとなります。メカニカルキーボードと比べると反応速度の面で劣りますが、ゲーム用にチューニングされた「メカ・メンブレンスイッチ」という機構をもつため、普通のキーボードよりは遥かにゲーム向きです。
CYNOSAシリーズ
メンブレンスイッチを搭載したモデル。スイッチのスペック面は他には劣りますが充分ゲームでも使用できるグレード。価格もお手頃なのでエントリーモデルとしておすすめです。
オススメのRazerキーボードランキング
1位 BlackWidow V3 TKL JP Yellow Switch（2021・最新）
BlackWidowシリーズには緑軸、黄軸、オレンジ軸の三種類がラインナップされていますが、もっともおすすめなのは黄軸の最新テンキーレスモデルです。黄軸モデルの中でも特に価格が控えめで、ムダなものを省きつつゲーミングキーボードとしては高性能なので、ゲーマーの中でも特に人気があります。
Razerのキーボードらしく、ライティング機能（光り方）も設定できるし、キーもかなりタフな作りになっています。（明るさを抑えたり、光らないように設定することもできます。）「ゲームで勝つためにRazerのキーボードを手に入れたいけど、予算は抑えたい！」というならこれで決まり。
ゲームでテンキーを使うことは殆どないし、テンキーが無ければデスク上のキーボードが占める割合が減って、マウスの配置がしやすくなるので、基本的にはテンキーレスモデルがおすすめです。
2位 Huntsman V2 Tenkeyless JP Linear Optical Switch（2021）
Huntsmanシリーズの中では最新モデル「Huntsman Mini Analog（2022）」より、2021年に発売した「Huntsman V2 Tenkeyless JP Linear Optical Switch」の方がおすすめです。
一位でおすすめしたBlackWidow V3 TKL JP Yellow Switchと比べた場合、こちらのほうが反応速度の早い上位モデルとなりますが、お値段も貼ります。またオプティカルスイッチを使いこなすには相応の反射神経が必要なので、人を選ぶかもしれません。
3位 Ornata V3（2022・最新）
Razerメカ・メンブレンは、上位機種と比べると反応速度が劣る代わりに、圧倒的にコストパフォーマンスが良いです。普通のメンブレン型キーボードとくらべれば遥かにゲーミング向きで反応も早いので、とにかく価格を抑えたい人にオススメです。
4位 DeathStalker V2 Pro JP Linear Optical Switch（2022・最新）
ロープロファイルのオプティカルスイッチを搭載したキーボード。ワイヤレスかつ、高性能なスイッチは薄型設計で非常に心地よい打鍵感と共に、手首の負担も低いです。現状の最上位機種ということもあり見た目も非常にスタイリッシュで、予算に余裕のある方には非常にお勧めしたいキーボードです。
【まとめ】迷ったら最新のBlackWidowシリーズでOK！
性能と価格ともにバランスよく、ゲームに勝てるキーボードを選ぶなら最新のBlackWidowシリーズの黄軸モデルがおすすめです。反射神経が良い方、お財布に余裕がある方はHuntsmanかDEATHSTALKERシリーズ、逆にコストを抑えたい方にはOrnataシリーズがおすすめです。
